「英語に敬語はない」というように中高で学んだ人も多いと思います。
しかし、実際に英語で目上の人と話すとき、日常会話と同じ文法でいいのでしょうか?ちょっと悩みますよね。
そこで今回は、どうすれば英語で丁寧な、敬語の表現ができるのかについて解説していきたいと思います。
WouldやCouldを使えば丁寧な表現に!
日本語でも「(「自分」や「あの人」などの)誰かが何かをする」というような肯定文などではあまり敬語は必要ありませんよね。もちろん「先生が~とおっしゃっていた」などのような会話はありますが、英語では「言う」と「おっしゃる」の区別はなく “The teacher said ~” となります。
普段、目上の人と会話しているときに何かをお願いするような場面、聞くような場面で敬語を使うことが多いと思います。英語でもこのような場面では丁寧な、敬語の表現ができますので、積極的に使っていくようにしましょう。
Would/Could you (please) ~
何かをお願いするときに “Will/Can you ~(~してくれませんか)” という表現があることは中学でも習うと思いますが、これを丁寧に言うと “Would/Could you (please) ~(~して下さいませんか)” となります。
“Would/Could” の使い分けはそこまで意識する必要はありませんが、”Would” の場合は相手に行動の意思がある「~して下さいますよね」というニュアンスで、”Could” には相手に行動の意思があるかわからない「~して下さいますか」というニュアンスになります。
そのため、より丁寧な表現がしたいという場合には “Would” よりも “Could” を使うといいでしょう。
Would you mind ~
「~するのを気にしますか」という丁寧なお願いの表現になります。使い方がわかりづらいので注意しましょう。
Would you mind opening the door?
(ドアを開けて下さいませんか。)
No, I don’t.
(いいですよ)
“Would you mind ~” の返事で “Yes“ と答えてしまうと、「私は~するのを気にします」という意味となり、お願いを断ることになってしまいます。そのため、「いいですよ」と許可をしたい場合には “No” “Not at all.” “Of course, not.” などのように答えるようにしましょう。
I would like to ~
「~したい」と言うときには “I want to ~” ではなく “I would like to ~” と言うことで丁寧な表現ができます。
何かを問い合わせるときや、他人にお願いをしたいときにも使えます。
I would like to ask some questions.
(いくつか質問したいのですが。)
I would like you to show me the picture.
(その写真を見せて欲しいのですが。)
感謝は “appreciate”、謝罪は “apologize”
英語で「ありがとう」は “Thank you” 、「ごめんなさい」は “sorry” と覚えている人は多いと思います。
他にも日常会話の表現はたくさんあります。もちろんこれらの表現は正しいですが、もっと丁寧に伝えたいときには以下の表現を使いましょう。
- 「ありがとう」→ “I appreciate it.“
- 「ごめんなさい」→ “My apologies.“
- 「本当に?」→ “Is that so?“
- 「いいですよ」→ “Certainly.“
- 「そう思います」→ “I agree with you.“
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