英単語の”find” や”sound” は英語を習い始めてからすぐに覚える英単語ですよね。
でも、大学受験勉強をすすめていくと、この2つの単語の意味は様々出てきます。
そのため、使い方がピンとこないという悩みや、どう訳せばいいかわからないということがあります。
では、この2つの英単語の正しい使い方や考え方とはいったいどのようなものなのでしょうか?
findについて
辞書上での意味
“find”を辞書で調べてみると次のような意味が出てきます。
①~を見つける、発見する
②~を見いだせる
③~を手に入れる
④~だとわかる、思う
⑤探り出す
⑥~に届く、達する
⑦~を支給する
⑧判決を下す
1つの単語であってもここまでたくさんの意味があるんですね。
もちろん「発見する」など訳はよく使われますが、今回は英会話中や問題で頻出の「 ~だとわかる、思う 」の用法に注目してみます。
find O C の用法
次の例を見て下さい。
I found it difficult to sleep in the house.
この「find O C」の形は日常会話のごく普通の言い方です。
しかし、この使い方がいまいちピンとこない、という人が多いようです。
確かに、辞書の定義の「わかる、知る、気づく」だとやや固いというか、違和感が少しありますね。
実際の意味だと、単に「思う、感じる、印象を受ける」という定義のほうがしっくりしますし、むしろ正しいケースの方が多いようです。
また、例えば「そのことを信じるのは不可能だった」という文章であれば、もちろん
It was impossible to believe that.
という言い方もありますが、英会話としては、この言い方は味わいの乏しい表現に感じられかねないのです。
これに比べて、
I found it impossible to believe that.
という表現の方がよっぽど “英語らしい” 表現になります。
このように使われる “find” は、基本的に「やってみれば~と思う、感じる」という意味に過ぎないので、あまり複雑に考えすぎない方がいいようです。
sound について
辞書上での意味
“sound” でも先ほどと同様に、辞書上での意味を見てみましょう。
①音、音量
②調子、感じ、印象
③騒ぎ
④~に聞こえる
⑤~に思われる
⑥鳴る、響く
⑦合図する
⑧~を発する
こうして見ると”sound” にもたくさんの意味があることがわかりますね。
では、”sound” が英会話中で使われる場合にはどんな表現があるのでしょうか。
言葉から受けた印象は何でも “sound” を使える
「feel」「hear」「smell」「sound」などの知覚動詞と呼ばれる動詞は、文字通りだけではなく、比喩のように使われることもあります。
例えば、
This feels strange.
という表現は、文字通り「嫌な感触」を示すほかにも、比喩的には「変な感じがする」という意味の表現になることもあります。
その中でも、”sound” は、言葉から受けた印象なら何でも表現できるという特徴があります。
具体的には、友達と旅行の計画を立てていることを想像してください。
通話などで話し合っている時、面白い提案をされたとしましょう。
そんなときには、
That sounds interesting.
(面白そうだね)
と言うことができます。
しかし、それと同様の内容をパンフレットなどの本を読んで見つけたとします。
そんなときにでも、実は先ほどと同じ
That sounds interesting.
で表現することができるのです。
つまり、話を聞いて知った場合でも、読んで知った場合でも、”sound” で表現できるということです。
まとめ
このように、簡単な動詞でもたくさんの意味があることがわかりますね。
しかし、これらの動詞を上手く使えるかどうかで英会話の上達が左右されることもあります。
コミュニケーションをとるためには難しい単語や文法は必要ありません。
基礎的なことをしっかりと身につけて英語を使いこなせるように頑張りましょう!
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