「ポップアップ広告」であったり、アパレル関連の言葉で「ポップアップストア」などという言葉があります。
では、これらの「ポップアップ」とは一体どういう意味なのでしょうか?
そもそもの「ポップアップ (pop-up)」の意味は?
様々な言葉に使われている「ポップアップ」ですが、意外とそもそもの意味を知らないのではないでしょうか。
ではまずそもそもどういう意味なのかを知るために、最初に国語辞典 (三省堂大辞林) での意味を見てみましょう。
1. 絵本などにある、開くと絵が飛び出す仕掛け。 「ーブック」
2. できあがったものが中から飛びだす仕掛け。 「 ートースター」
3. コンピューターにおいて、画面の最前面に現れる表示部分の総称。
次に、英和辞典で “pop-up” を調べてみます。
1. (野球などで) ポップフライを打ち上げること
2. 突然現れる、突然起こる
3. ポンと飛び出る仕組みになった
辞書での意味は「突然飛び出す」という意味が主なようですね。
続いて、日頃よく使う言葉を例に意味を見ていきましょう。
アパレル、ネット用語などの様々な「ポップアップ」
さて、順番に「ポップアップ (pop-up)」を使った言葉の意味を見ていきましょう。
ポップアップ・ウインドウ (pop-up window)
インターネット用語として使われることの多い言葉がこの「ポップアップ・ウインドウ」というものです。略して「ポップアップ」と呼ばれています。
ある項目をクリックすると突然新たなウインドウが現れることからこのように呼ばれています。ポップアップの「突然現れる」という意味で使われています。
多くの人がポップアップと聞いて思いつくのは「ポップアップ広告 (pop-up ad)」ではないでしょうか。
しかし、登録画面などの重要な内容のポップアップ・ウインドウが表示されることもありますので、ネット用語での「ポップアップ」が広告の事だけではないということは覚えておきましょう。
ポップアップ・ストア
「ポップアップ・ストア (pop-up store) 」は空港やビルなどの空き店舗などに期間限定で突然出店(ポップアップ)する店舗のことをいい、ポップアップ・ショップ(shop)やポップアップ・リテール(retail)とも呼ばています。
アパレルブランドの新コレクション発表や自社運営サイト (ECサイト) のオフライン販促、海外ブランドの日本進出や新サービスのプロモーションなどで出店されることが多いです。
店舗側のメリットとして挙げられるのは、店舗を構えるコストを抑えて、期間限定で実際に商品を手に取ってもらうことで、ECサイトの販売促進につながるという点があります。
商品の販売というよりもプロモーションとしてインターネットなどで拡散されることを目的にしていることも多いようです。ネットでの拡散の方がCMなどよりも効果があるのだとか。
最近はアイドル業界やアニメ業界でも「ポップアップ・ストア」を出店することが増えてきているため、今後目にする機会も増えてくるかもしれませんね。
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