日本でも「ワイルド(wild)」という言葉はよく使われますよね。
「あの人ってワイルドだよね!」って「あの人ってカッコいいよね!」と同じような意味ですが、では「ワイルド」=「カッコいい」なんでしょうか?
今回はそんな「ワイルド(wild)」が一体どのような意味を持っているのかについて解説していきたいと思います!
wildの意味は一体何?
ではまず最初に英単語 “wild” の意味が何なのかを見てみましょう。
英和辞典によると、”wild” の意味はこんな感じです。
1.野生の、野育ちの
2.荒れ果てた、自然のままの
3.未開の、野蛮な
4.激しい、騒々しい
5.乱暴な、手に負えない
だいたいこんなところです。
では続いて、国語辞典で「ワイルド」の意味を見てみましょう。
すると、意味は以下のようなものが載っていました。
1.野生であるさま
2.自然のままであるさま
3.荒々しく力強いさま
以上の事から、日本語で使っている意味と英語の元々の意味に大きな違いは無いことがわかります。
また、「あの人ってワイルドだよね」というのが「あの人は野生的で、荒々しくて力強い感じだね」みたいな意味になることもわかります。
ポジティブな意味として使われることが多いですが、「カッコいい」とは少しニュアンスが違いますね。
では次に、具体的に “wild” が使われている単語や、その使い方の中での意味を簡単な例と共に見ていくことにしましょう。
「ワイルド(wild)」を使った言葉の例
実際に「ワイルド(wild)」を使った言葉や使い方には以下のようなものがあります。
ワイルドカード (Wild card)
カードゲームにおける万能カードの名称です。トランプでいう「ジョーカー」、UNOでいう「ワイルドカード」のことです。
何故「ワイルドカード」と呼ばれているのかについてのはっきりとした理由は明らかになっていませんが、他のどのカードよりも「強い」からというのが語源かもしれません。
ワイルドピッチ (Wild pitch)
野球の「暴投」のことを「ワイルドピッチ」といいます。
ピッチャーが明後日の方向に球を投げてしまうことを指しますが、「乱暴な投球」という意味合いがあるようです。
ワイルドフラワー (Wild flower)
「ワイルドフラワー」とは、文字通り「野生の花」という意味で、ある特定の地域に自生している花のことを指します。
ワイルドフラワーの見た目は個性的なものも多く、日本ではあまり見慣れない種類のものが多いそうです。
ワイルドスピード (Wild speed)
日本でも人気の映画「ワイルドスピード」シリーズですが、実は原題は “Fast & Furious” という名前で「白熱した」や「とても速い」という意味のイディオムなんです。
日本では「ワイルド」という言葉の方がよく使われていてなじみ深いことから、邦題は「ワイルドスピード」としたようですね。
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