世界で最も競技人口、人気が高いスポーツと言えばサッカーです。
日本のプロサッカークラブはJ1からJ3まで含めると50クラブ以上と、とても多くのクラブチームが存在しています。
チーム数が多いため、それぞれのチーム名も多種多様で、英語に限らず多くの横文字がつかわれています。
そこで今回は、J1のサッカークラブチーム(2019年現在)の名前の由来や、その意味などについて見ていきたいと思います!
北海道コンサドーレ札幌
北海道札幌市を本拠地とする「北海道コンサドーレ札幌」
「コンサドーレ」は英語で「Consadole」と書きます。
これは、北海道民を意味する「道産子(ドサンコ)」を逆から読んだ「コンサド」に、ラテン語の響きを持つ「-ole(オーレ)」をくっ付けたものなんです。
英語から由来したものではなく、北海道民を意味する「道産子」という日本語からできたチーム名なんですね。
「コンサドーレ」という名前は一般公募によって決められたそうです。なかなか面白いですね。
鹿島アントラーズ
茨城県鹿嶋市を本拠地とする「鹿島アントラーズ」
「アントラー」は英語で「antler」と書き、「鹿の枝角」を意味しています。
なぜ「鹿の枝角」という名前にしているのかというと、鹿は本拠地茨城の鹿島神宮から、そして枝角は「茨」をイメージしているからというのが理由だそうです。
また、鹿は勇猛果敢に戦って勝利を目指す動物であり、その上みんなから愛されるという理由からマスコットにもなっています。
因みに、「本拠地の鹿嶋市と鹿島アントラーズは漢字が違うんじゃないか?」と思うかもしれませんが、鹿島アントラーズが結成された時には鹿嶋市ではなく、鹿島郡鹿島町だったということから「鹿島」という漢字が用いられているそうです。
FC東京
東京都調布市を本拠地とする「FC東京」
「FC東京」はとてもシンプルで、「東京のフットボールクラブ(Football Club)」というのが名前の由来です。
1935年に結成された「東京ガスサッカー部」が前身で、1997年に「東京ガスフットボールクラブ」へ改称、1999年から「FC東京」としてJ2参加という歴史を持っています。
2000年度からJ1に昇格し、ほぼJ1に残り続け(2011年度を除く)、何度か優勝経験もある強豪チームです。
横浜F・マリノス
神奈川県横浜市を本拠地とする「横浜F・マリノス」
「Marinos」は英語ではなく、スペイン語で「船乗り」という意味があります。
貿易が盛んに行われている横浜を連想させるのにぴったりの名前ですね。
また、横浜とマリノスの間にある「F」は、横浜をホームタウンとしていた「横浜フリューゲルス」を吸収合併した際に、フリューゲルスの頭文字である「F」をつけたということだそうです。
それ以前は「横浜マリノス」という名前でした。
松本山雅FC
長野県松本市を本拠地とする「松本山雅FC」
「FC」は英語の「Football Club」のことですね。
では、「山雅」は何なのかというと、 創設時のメンバーの行き着けだった喫茶店の名前に由来するそうです。
店主さんが「山」と「優雅」を組み合わせて名付けられたもので、北アルプス登山を趣味とする人が多く集まる店だったといいます。
ファンの方が集う聖地などなりそうですが、残念ながらもうこの喫茶店は現存していない ようです。
ジュビロ磐田
静岡県の磐田市を本拠地とする「ジュビロ磐田」
「ジュビロ」は、ポルトガル語とスペイン語で「 júbilo 」と書き、日本語で「歓喜」を意味します。
サポーターを始めとしたすべての人々に感動と喜びを与えるということをコンセプトにして名付けられたチーム名だそうです。
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