シーズン開幕をひかえたプロ野球。
以前まで野球人気の低下が叫ばれていましたが、現在は人気が再び高くなってきているようで、球場に足を運ぶ人も増えているそうです。
関東や関西には球団が複数存在していますし、地方にも人気球団があったりしますよね。
そんな身近なプロ野球ですが、各球団の名前には横文字(カタカナ)が使われています。
その意味や由来は一体何なのかを見ていきましょう。
今回はパ・リーグについてです。
そもそも「パ・リーグ」の由来は?
「パシフィックリーグ」の「パシフィック」は「太平洋」という意味です。国際的な視野に立つという意味から名付けられたものなんだとか。
1949年にいくつかの球団が新規参入を表明した際に、もともと1つのリーグであった「日本野球連盟」が分裂してできたのがセパ両リーグで、パ・リーグは新規参入に賛成した球団によって作られたものだそうです。
パ・リーグ各球団の名前の由来
では、パリーグに所属している各球団の名前の由来をそれぞれ見ていきましょう。
埼玉西武ライオンズ
「Lion」は日本語でもほぼそのままの意味ですが、「獅子」というのが最も正確でしょう。
マスコットキャラクターが「レオ」と「ライナ」という名前で、どちらも白色のカッコいい、かわいらしいキャラクターになっています。
親会社は西武鉄道、本拠地は埼玉県所沢市のメットライフドーム(旧西武ドーム)です。
「ドーム」といってもスタジアムに屋根を付けたような構造のため、夏は蒸し暑かったり、雨風が入ってきたりすることで有名ですね。
福岡ソフトバンクホークス
近年圧倒的な強さを誇る福岡ソフトバンクホークスです。
「Hawk」は日本語で「鷹(タカ)」の意味です。
公式には「若鷹軍団」と言っていますが、「hawk」に「若い鷹」という意味はないため、おそらくイメージや語呂の良さから「若鷹軍団」と言っているだけのようですね。
本拠地や親会社は名前の通りそれぞれ福岡ヤフオクドーム、ソフトバンクになっています。
東北楽天ゴールデンイーグルス
「Golden Eagle」は「イヌワシ」の意味です。
頭の後ろ羽が金色であることが特徴的なワシです。
プロ12球団の中で最も新しい球団で、2005年に設立されました。
設立当初は仕方のないことですが深刻な戦力不足でぶっちぎりの最下位に沈んでいましたが、2013年には田中将大投手のシーズン24連勝などといった大記録も相まって、故星野仙一監督のもとリーグ制覇を達成しました。
今では他の球団に戦力でも人気でも劣ることはない人気球団になっています。
東北唯一のプロ野球球団とあって、特に東北での人気が高いようですね。
本拠地は仙台市の楽天生命パーク宮城、親会社は楽天です。
千葉ロッテマリーンズ
「Marine」は「海兵隊」という意味があります。この複数形が「マリーンズ」ということです。
本拠地のZOZOマリンスタジアムは、海が目の前にあることによって浜風が強く吹くことで有名ですね。
設立当初は「毎日オリオンズ」という球団名で本拠地を東京、仙台、川崎などと転々とした後に現在の千葉に「マリーンズ」という名称とともに落ち着いたようです。
親会社は当然ロッテです。
北海道日本ハムファイターズ
「Fighter」というのが「戦士」という意味なので、「北海道日本ハムファイターズ」は
「日本ハムに所属する戦士たち」というような感じです。
ドラフトのクジ運が強く、斎藤佑樹投手や大谷翔平選手(現在はメジャーリーグのエンゼルスに所属)、清宮幸太郎選手などのスター選手を多く擁しているイメージが強いです。
親会社は日本ハムで、現在の本拠地は札幌市の札幌ドームですが、2023年度の春に札幌市に隣接する北広島市(広島県ではありません)に移転する予定になっています。
オリックスバファローズ
2005年に大阪近鉄バファローズとオリックスブルーウェーブとの合併によって誕生した球団です。
「Buffalo」は「水牛」の意味で公式マスコットキャラクターの 「バファローブル」と「バファローベル」も水牛をモチーフとしたキャラになっています。
阪神と並び関西に位置する球団の一つで、本拠地は大阪市の京セラドーム、親会社は名前の通りオリックスです。
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