新しい英単語をどんどん覚えていく方法はある?

ひらめき

英単語の暗記は英語を勉強する人にとって避けては通れない道ですよね。

全く見たこともない英単語が出てきたら頑張って覚えるしかない。それは確かにそうです。

しかし、英単語を暗記して語彙力を付けるといっても、まったく白紙の状態からスタートする人は少ないはず。ある程度の単語力はすでに持っているのではないのでしょうか?

他の単語を覚えるのに、これを利用しない手はありません

そこで、今回は英単語を覚える方法の1つとして知っている単語から知らない単語を覚える方法をご紹介します。

知っている単語から知らない単語を覚える方法とは?

知っている単語から知らない単語を覚えるって、そもそもどういうことなのでしょうか?

よく耳にするのは、「語源を利用して英単語を覚える」といった方法です。

しかし、この方法はすでにかなりの英語の語彙力を持っているような専門家などの考え方で、素人がこの覚え方を実践したところであまり意味はありませんし、覚えるのが苦になるほど難しいものだったりします。

今回覚えて欲しいのは、「綴りや音が同じ要素であるもの」に限定した方法です。

この覚え方は、知らない単語の綴りや発音が知っている単語に似ているため、直感的覚えやすい、そして忘れづらい方法です。

実際にこの方法で、知っている単語から意外と語彙力を増やすことが簡単にできることに気づくと思います。

なかなか覚えづらい単語もあっさり覚えられたりしますので、ぜひとも実践してみて下さい!

具体例

どのような覚え方なのか実際に見てみないとわかりにくいと思いますので、さっそく具体例を見ていきましょう。

simulation(シミュレーション)からsimultaneousなどを

simulation」という語は日本語でもよく使われますね。

この単語の語頭「-sim」には「同じ、一緒に」という意味があります。

とても似ているけれども、あまり馴染みのない関連語に「simultaneous(サイマルテイニアス)」というものがあります。

意味は「同時の、同時に起こる」ですので、「simulation」の語とつながりを感じられますよね。

具体的には”simultaneous interpretation(同時通訳)”などといった使い方があります。

また、最も身近な単語は「similar」で、「同じような、類似した」という意味がありますね。

synchronize(シンクロナイズ)からsymptomなどを

syn-」にも「sim-」と同様に「同じ」という意味があります。

最も身近な例が「synchronize」で「同時に進行する、同時性を持たせる」です。

「シンクロナイズドスイミング」の言葉で馴染み深いですよね。

symbol(象徴、記号)」や「symptom(兆し、兆候)」の場合だと、例えば風邪をひくと、その兆候、象徴として熱がでるというように、二つの物事に同時性が存在します。

televisionからrevisionを

テレビのことを指す「television」ですが、実はこれ、「tele-(遠くへ)」と「vision(見ること)」の組み合わせなんです。

これに関連して「revision」を覚えましょう。

「re-(再び)」と「vision(見ること)」の組み合わせなので、「修正、見直す」という意味になります。

法律や協定の見直しなどといった、政治的なニュースでよく使われる欠かせない英単語です。

manualからmanifestなどを

飲食店やコンビニの店員にとっての「manual」は「手引き、手本」の意味でしょう。

一方、メカの世界では「automatic(オートマ)」に対する「手動の」の意味です。

どちらの用法も「」を基本の意味として持っています。

これに関連した英単語がたくさんあるのでご紹介します。

manage

運営管理する」という意味です。

これは「手でさばく」という意味から発生しています。

manufacuture

製造(する)、手工業」の意味です。

「-facture」は「factory(工場)」の意味がありますので、なんとなく意味が想像しやすいですね。

manuscript

原稿、写本」の意味です。

「(印刷ではなく)手で書いたもの」が原義です。

manifest

少し難しいですが、「明示する、明白な」という意味です。

日本でも選挙で各政党が「マニフェスト」を発表しているので、聞いたことはあるのではないでしょうか。

「manifest」は「(言葉や文字よりも)手で示すほうがわかりやすい」という理由から意味が発生したようです。

manifold

多数(の)」という意味です。

「fold」は「折りたたむ」という意味で、これ自体に「~倍の」という意味があります。

つまり、指が10本なら、これを幾重にも折りたたんだ数は「多数」になるというわけです。

実は、この「manifold」を簡略化したのが「many」だったりします。

indexからindicateを

インデックスという言葉は「索引」という意味で日本でも広く浸透していますね。

本来の意味は「索引」ですが、発展して「指数、指標」という意味もあることはご存知でしょうか。

それに加えて、指印(☞)のことも「index」というんです。

このように、「index」という言葉には「指」が絡んできます(実際、人差し指は「index finger」ですしね)

この「index」と深く関係のある英単語が「indicate」で、「指摘する、指し示す」という指に関連するような意味を持っています。

application(アプリケーション)からapply、imply、replyを

後日更新予定

まとめ

ピン

このように見てみると、意外な英単語同士に関係があることがわかりますね。

今まで覚えにくかった、あるいは知らなかった単語も、簡単で馴染み深い英単語とセットにすると簡単に覚えられると思います。

こんな感じで英単語を暗記をすると、語彙力は増えていきますし、何より楽しいですよね。

単調な暗記だけをするのではなく、工夫をしながら勉強をしていくことで皆さんの学習がはかどっていくことを祈っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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