日本では男性、女性の区別や年齢などの区別をせずに「~さん」等を名前の後ろに付けるだけで敬称で呼ぶことができますよね。
しかし英語ではそうはいきません。何故だか「相手が結婚しているかどうか」によって敬称を使い分ける必要があるんです。”Mrs.(ミセス)” や “Miss(ミス)” などは有名なので知っているのではないのでしょうか。
今回はこれらの女性に対する敬称のご紹介と、その使い分け方について解説していきたいと思います。
女性に対する敬称は3種類
英語で女性に対して使うことのできる敬称は主に3つです。それぞれ見ていきましょう。
Ms. – ミズ
これが女性に対して最もよく使われている敬称です。
相手の女性が結婚しているかどうかは関係なく、どのような人に対しても使うことが出来ます。
そのため、初対面で結婚しているかどうかわからないような相手や、ビジネスシーン、学校の先生などに対しては一般的に “Ms.” を使います。
また、立場に関わらず相手が “Ms.” を使って欲しいと希望することもあります。
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Miss – ミス
未婚の女性に対して使う敬称が “Miss” です。
敬称として使われることはあまり多くないようです。ミスインターナショナルなどの大会の場面では使われることはありますが、ビジネスシーンなどではめったに用いません。
Mrs. – ミスィズ
いわゆる「ミセス」のことです。
“Mrs.” は結婚している女性に対して使う敬称で、未亡人(結婚相手を亡くした人)や離婚している場合にも使うことが出来ます。
“Ms.” と “Mrs.” はピリオドは忘れずに!
細かいことになってしまうかもしれませんが、”Ms.” と “Mrs.” を使う場合にはピリオドをつけ忘れないように注意しましょう。
ちなみに、ピリオドは「省略」していることを表しています。例えば “Mr.” は “Mister” の一部を、”Mrs.” は “Mistress” の一部をそれぞれの省略しています。
しかし、実は “Ms.” は何も省略していないです。ではなぜピリオドが付くのでしょうか。
実は “Ms.” は「女性だけ既婚未婚だけで敬称を区別するのは差別的だ」という意見から「全ての女性に対して使える敬称」として作られた際に慣習的にピリオドを付けただけなんです。
また “Miss” は何も省略していないので、逆にピリオドを付けないように気を付けましょう。
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