私たちの身の回りには和製英語やカタカナ英語などがあふれています。
そんな中で、今回は身近な商品や企業の名前に注目してみました。
このようにして覚える単語は忘れずらいので、英語を勉強している人にも知っておいて欲しい内容です!
身近な商品
ではまず、一般的な商品の名前から英語を探して、本当の意味を見てみましょう。
ステンドグラス
ステンドグラスは英語で「stained glass」と書きます。
この “stain” というのは、「シミ、汚す、シミを付ける」という意味があります。
ステンドグラス自体が、ガラスに色を付けたものなのでこのような名前になったんですね。
ちなみに、 “stain” を使った身近な言葉に「ステンレス(stainless)」というものもあります。
ステンレスの特徴として、さびにくいことが挙げられるので、名前通り「さび(汚れ)が無い」ということです。
デオドラント
デオドラントと聞いて思い浮かべるのは「防臭剤」だと思います。
英語で “deodorant” ですが、この単語の中の “odor” というのは「臭い、体臭」の意味の単語なんです。
ここに「分離」というニュアンスの “de” が付け加わることによって「臭いを取り去る」という本来の意味が完成するようです。
洗顔フォーム
洗顔フォームはチューブの中から泡状の液体がでてきますね。
この「フォーム」というのは、「泡」を意味しています。
英語で書くと “foam” です。
関連して、日本語で「~エキス配合」という言葉はよく耳にしますが、この「エキス」というのは、実は「抽出物」という意味の “extract” を省略したものなんです。
ファンデーション
ファンデーションと聞くと、女性用の化粧下地クリームを思い浮かべると思います。
その通りで、 “foundation cream” の後半を省略したものが「ファンデーション」です。
“foundation” は、動詞の “found(基礎を築く)” という単語の名詞形で、「土台、基礎」などといった意味があります。
化粧の土台を築くという意味合いがあるのだと考えられますね。
身近な企業や広告、それらの商品
では、今度は具体的な企業や商品の名前から英語を探してみましょう。
ガスト
大手ファミレスチェーンの「ガスト(Gusto)」ですが、本来はイタリア語の “gusto” は、英語でもそのまま「好み、心からの楽しさ」の意味で存在しています。
ちなみに、この単語に否定の意味の “dis” を付け加えることで、”disgust(嫌悪、むかつかせる)” という単語が出来上がります。
ホーンテッドマンション
ディズニーランドのホーンテッドマンションですが、英語だと “Haunted Mansion” です。
マンションはそのままですが、この “haunted” は「幽霊の出る」という意味で、動詞形の “haunt” が変形したものです。
“haunt” には、「~にたびたび行く」とか「幽霊が出没する」という意味があったりします。
キリン・ビバレッジ
キリン・ビバレッジの「ビバレッジ」は “beverage” で、飲み物という意味です。
飲み物関係で、「ポカリスエット」という商品がありますね。
「スエット」は “sweat(汗)” という意味がありますが、実は「ポカリ」という言葉に特に意味はないそうです。
意外ですが、これはただ明るく爽やかな印象が与えられる音を狙った言葉なだけだそうです。
メルセデス
「メルセデスベンツ」といえば、ドイツの高級車の代表格ですが、この「メルセデス」というのは「慈悲深い女」を意味する人名で、ごく普通のスペイン系の女子名なんです。
英語では “mercy(慈悲)” がこの人名の由来と大きく関係しています。
エスティマ
次も車関係の言葉になってしまいますが、トヨタの車種「エスティマ」は、英語で “Estima” で、どうやらスペイン語の 同じつづりの “estima” から命名したようです。
日本語で「尊敬」を意味しています。
ちなみに、このスペイン語を由来として英語の “estimate(評価する、見積もる)” という言葉ができたそうですよ。
ベープ
フマキラーの電気蚊取りの「ベープ」は皆さんご存知でしょうか。
英語で書くと “vape” なんですが、この単語は存在しません。
この名前は、 “vapor(蒸気、気化ガス)” という単語から作られた造語だと考えられています。
まとめ
以上が一部ではありますが、私たちの身の回りにある英語でした。
身近だけど意外と意味は知らなかった、というものが多かったと思います。
このようにして覚えた単語はなかなか忘れずらいので、英語の学習にも役立てばと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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