英語で「の向かい」「斜め向かい」は一体何と言う?【英語表現】

案内標識

道案内などで「~の向かいです」「~の斜め向かいです」と言いたいことはありますよね。

「コンビニの向かい」や「大きなスーパーの斜め向かい」などのように、わかりやすい建物の近くに目的地がある場合には便利な表現です。

今回はこの「~の向かい」「~の斜め向かい」を英語でどのように表現するのかについて解説していきます。

「~の向かい」は “across from~”

~の向かい」と表現できるのは “across from~” です。真正面と言いたければ “right across from~” と言ってあげればOKです。

“across from~” だけで使用することもできますし、「AはBを挟んでCの正面にある」などと言った感じで詳しく位置関係を説明したい場合には “A is across B from C” という構造で使うこともできます。

“opposite” も「~の向かい」

“opposite” を使うことでも「~の向かい」を表現することが出来ます。

ここで、”opposite” の後ろに “to” が必要では?と思うかもしれませんが、「あってもなくてもいい」というのが答えです。

opposite to” とした場合には “opposite” を形容詞として用いているので “to” が必要です。

一方、”opposite” だけの場合は前置詞として用いているので “to” が不要です。つまり “across from ” と同様の使い方になります。

つまり、”opposite” を使っても “opposite to” を使っても前後の文に変化はないということなので「どちらでもいい」ということになるんですね(違うのは”opposite” を形容詞か前置詞のどちらで使っているのかという点のみ)

The city hall is across 5th street from the station.

市役所は5番道を挟んで駅の正面にあります。

John and Mike are sitting across from each other.

ジョンとマイクは互いに向かい合って座っている。

We can buy shoes at the shop opposite the bank.

銀行の向かいの店で靴を買うことができますよ。

「斜め向かい」は “kitty-corner from ~” など

正面や真正面などの言い方はわかりましたが、ここで「斜め向かい」や「はす向かい」は英語で何と言うのかについて見てみましょう。

主に2種類の表現があるため、順番に説明していきます。

“diagonally in front of~”

diagonally in front of~” で「~の斜め向かい」を表現することができます。この表現が最も一般的でしょうか。

diagonally” という単語はあまり見かけませんが、「ダイアゴナリィ」と言った感じの発音で、「対角線的に、斜めに」という意味があります。

“kitty-corner from ~”

ちょっと不思議な表現な感じがしますが、 “kitty-corner from~” も「~の斜め向かい」「~のはす向かい」という表現になります。

kitty” は日本語で「子猫」という意味です。なぜこのような表現なのかというと、一説に「フランス語の”quatre (数字の4)corner”の音から来た」というものがあります。

フランス語では「」という意味の ”quatre” を「キャット」と発音します。このことから、「斜め向かい」を意味する ”quatre corner(キャットコーナー)” という発音から由来して “kitty-corner” になったのだということです。

主に北米で使われている用法だそうですよ。

The convenience store is diagonally in front of that building.

そのコンビニはあのビルの斜め向かいにあります。

My house is kitty-corner from the park.

私の家はその公園の斜め向かいです。

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