クリスマスシーズンになると街はイルミネーションで華やかにライトアップされますよね。
年末ということもあり、明るい雰囲気で浮足立つ人も多いのではないかと思います。
さて、今回はこのクリスマスシーズンならではの英語について解説していきたいと思います。日本で使われているカタカナ英語は海外でも使われているのでしょうか?
「イルミネーション」は “illuminations”
「イルミネーション」はもちろん “illumination” をそのままカタカナにしたのです。しかし、”illumination” は「光」という意味で、電飾という意味はありません。
実は “illumination” に “s” を付けて複数形 “illuminations” にしてあげると「イルミネーション」「電飾」の意味になるんです。
海外やネイティブとの会話の際には気を付けたいところですね。
“Christmas lights” がポピュラー
“illuminations” でも伝わりますが、ネイティブの間では「イルミネーション」は “Christmas lights” と言うことの方が多いようです。
直訳で「クリスマスの明かり」ですが、一般的に街中のクリスマスイルミネーションのことを表現しているんです。
「サンタクロース」の発音は正しくない?!
他にもクリスマスシーズンに使う英語はたくさんありますよね。一つずつ見ていきましょう。
「ライトアップ」は “lit up”
12月に入ると各地が「ライトアップ」された、なんてニュースを耳にしますよね。
実は「ライトアップ」というのもネイティブには使われないんです。海外で「ライトアップ」と言いたいときには “lit up(リットアップ)” と言うようにしましょう。
理由は意外と単純で、”light up” を受動態にしただけなんですね。街中が自分で「ライトアップ」するのではなく、人間の手によって「ライトアップされる」ということです。
「サンタクロース」ではなく「サンタクローズ」
英語で “Santa Claus” ですが、「サンタクロース」というのは実は正確な発音ではありません。
実際に発音記号を見ると
アメリカ英語 /ˈsæn.t̬ə ˌklɑːz/
イギリス英語 /ˈsæn.tə ˌklɔːz/
で、「サンタクローズ」と言った感じなんですね。最後の「ズ」にアクセントがある訳ではないので分かりづらいかもしれませんが、ぜひこの違いは覚えておきましょう。
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