さて、少々物騒ですが、ひとくちに「毒」といっても種類がありますよね。
蜂やヘビなどのような動物の毒から、人間が化学で作り上げた人工的な毒までさまざまです。
今回はそんな「毒」を英語で表現したいときに何と言えばいいのか解説していきます。
毒を表す3つの英単語
「毒」を表す英単語は大きく分けて3種類あります。poisonは有名ですが、他の2つに関しても見ていくことにしましょう。
poison
“poison” は食べたり、触れたりすることによって体に入ってくる毒の事です。毒キノコやフグ、毒カエルなどが例として挙げられます。
人に害を与えたり、死なせてしまうような毒は全て “poison” で表すことができます。ネイティブはどのような毒であってもあまり区別せずに “poison” と言ってしまうことも多いようです。
意外と知られていませんが “poison” は「毒を盛る」という動詞として使えますので覚えておきましょう。
venom
動物が持っており、刺されたり噛まれたりすることで体に入ってくる毒のことを “venom” と言います。クモやヘビ、サソリの毒などが挙げられます。
ではフグの毒も動物の毒なので “venom” では?と思うかもしれませんが、フグは食べることで体に入ってしまうため “poison” なんですね。
クラゲなんかは刺してくるため “venom” となります。しかし厳密に使い分ける必要はなく、 “poison” でも通じますので使い分けに迷ったら “poison” と言うようにしましょう。
toxin
“toxin” は「毒」というよりは「毒素」のことを表します。”toxic” という形容詞型で使われることが多く、「有毒な、毒性のある」という意味になります。
ちなみに、似た英単語で “toxicant” という名詞があります。“toxicant” は人工的に作成されて自然に放たれる毒素のことを表し、殺虫剤や農薬などの毒素が例として挙げられます。
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