日本語で「ビミョー(微妙)」という言葉はよく使いますよね。
しかし、これを英語で表現するとなるとなかなか難しいのではないでしょうか。というか、そもそも英語にそんな表現はあるのでしょうか。
そこで今回は「ビミョー(微妙)」を表現することのできる英語を見ていくことにしましょう。
そもそも日本語の「微妙」の意味は?
まず最初に、そもそも日本語で「微妙」というのにはどんな意味があるのかを整理しましょう。
一般的に「微妙」を使うときの意味はこんな感じです。
①「あまり良くない」の意味。カタカナで「ビミョー」という感じ
②「ほんの少し」の意味。
③「答えがはっきりしないとき」に使う意味
大まかに分けて「微妙」にはこの3つの意味があります。ではそれぞれの場合における英語の表現を見ていきましょう。
①「あまり良くない」の意味 – iffy
カタカナで「ビミョー」と使われるような場合、英語では “iffy” という表現を用いることができます。
発音は「イフィー」といった感じで、カジュアルな場面で使うのがよいでしょう。
“iffy” は幅広い場面で使うことが出来ますが、単体で使うとネガティブな意味合いが強くなってしまいます。
日本語でも「ビミョー」を使うときには「悪い」という意味を少し和らげるために使うことが多いので、”iffy” を使うときには単体で使うのではなく “bit iffy(少し微妙)” や “kind of iffy(やや微妙)” などの形で使いましょう。
The taste of this pizza is a kind of iffy.
このピザの味はやや微妙だ。
The movie is a bit iffy.
その映画は少し微妙だね。
②「ほんの少し」の意味 – subtle
「ほんの少し」や「微細」などの「微妙に異なる」という意味を表現したい場合には “subtle” という英単語を使うことができます。
“subtle” の発音は “b” の発音をせず、「サァトゥル」といった感じです。
There is a subtle difference between A and B.
AとBの間には微妙な違いがある。
She requires subtle gradations of light and shade.
彼女は、微細な光と影のグラデーションを必要としている。
③「答えがはっきりしないとき」に使う意味 – Yes and No
「この食べ物好き?」などの質問の答えとして使う「微妙」は “Yes and No” を使うのがいいでしょう。
カジュアルな言い方の一つで、質問に対して “Yes” でもあるし “No” でもあるという曖昧さを表現することができます。
“Yes and No” だけでなく “So – so” という表現を使うこともできます。どちらも同じような意味ですが、”So – so” はややネガティブな意味合いがあるので注意しましょう。
Do you think she is right? – Yes and No.
彼女が正しいと思う? – 微妙ですね。
Can you come to the party? – Yes and No.
パーティーに来られそうですか? – 微妙です。
How was the restaurant? – Their food was so – so.
そのレストランはどうでしたか? – 微妙でした。
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